えりも岬と春の訪れ

今回の旅行の締めくくりにえりも岬をぐるっとまわって
岬のすぐそばで短角牛を育てる高橋さんのところへ。
それまでの道中、
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4月の北海道にしては異常な暖かさだったためそこら中の野原から
ふきのとうがピョコピョコ頭を出していました。
襟裳岬は日高山脈の最南端。
日高は昆布で有名なところでもあります。
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海岸線はこんな感じで皆さん
アサリやら昆布やらを取っているご様子です。
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こちらは襟裳岬の先端。
展望台から望遠鏡をのぞくと岩礁には野生のアザラシがたくさんいました。
遠くからみると黒くてナマコみたいな物体が
うにょうにょ動いていました。
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最後はお世話になった高橋ファームの牛と記念撮影。
実はこの牛たち短角牛と言って普通の黒毛和牛とは違うんです。
日本人の好みの黒毛和牛、さしがはいっていればいるほど上質とされていますが
この短角牛は身に脂が入りにくいタイプの牛。
つまり脂が美味しい黒毛に対してこちらは赤身が美味しい牛。
今、レストランの間では脂ののった黒毛よりも赤身のお肉のおいしさが見直されています。
コレステロールを始め健康面での問題もありますしね。
しっかり管理される黒毛和牛に対して短角牛は病気になりにくく
放牧で育てられる事によって身がしまり旨味が増すんだとか。

グルマンでも6月くらいから登場予定です。
もうしばらくお待ち下さい。

今回もご縁がありましていろいろな生産者の方や
美味しい物に出会う事が出来ました。
それを活かして新しい料理を創っていきたいと
意気込んでいる今日このごろでした。
by gourmands | 2011-04-15 18:09 | 食材